執事の雑感
ゆるやかに寄りそって生きたい
掲載日 2017年3月17日

森の中に暮らして20年以上が経ちます。関東平野を取り囲む山裾の海抜標高170メートルからは、眼下に盆地が広がり、そのはるか先から太陽が昇り、最も近い隣家でも100メートルは離れています。

このような環境では毎年落ち葉掃きに苦労しますが、都会のようにビニール袋に詰めるということはなく、大きめの木や垣根に寄せる作業は、樹木への冬支度にお布団を掛けてあげるようで、嬉しいものです。

それから一月二月と経ち、次第次第に暖かな日が増えて来ますと、木々にも葉が伸びる気配が感じられ、根元にあるコンモリとカラカラに乾き切った古い葉を、熱苦しいのではと今度は取り除いてあげたくなります。

 

あの未曽有の大災害から6年が経ち、行方不明者を含めると1万8千人余の方々の第七回忌を迎えました。様々な人が礎となり、様々な事柄が繰り返された末に今の私たちはいます。そのことを思い起こす機会を持つことが大切で、そうすれば、少しずつでも良くあろうと前に進むことができるのではないでしょうか。

「過去」は過ぎ去ると書きますが、今も、まだ暫くも自宅で暮らすことができない方々がいます。そのことの事実に目を背けることなく、共に生きていることを振り返る機会になさってください。

(今月発行した『LO+』9号「雑感」から転載)

 

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