執事の雑感
よく寝れていますか
掲載日 2016年6月30日

人には「あの時にああしとけば」などと悔いる気持ちがあります。中国の古典に「日一日は大昔の始めからその一日と同じ一日はない。一日は富める者にも貧する者など何人にも同様に訪れる、ということに気付いたならば、日々をその人なりに大切に生きることができる。(苟日新 日日新 又日新『大学』)」。とあります。

今日よりも明日の方が必ずいいはずだと思うのは、余りにも楽観的ですね。しかし、今日は今日でそれなりに過ごすことができたと思い切れるのも、また楽観的でしょうか。

お葬式の時に様々なご遺族の顔に会うことがあります。故人から最期に『ありがとう 幸せにやれよ』と言われたという方は大変晴れやかでした。一方で、自死で突然に大切な方を喪った方は相当に悩み深いものがありました。

この地球に生命が宿ったのは奇跡とも言います。とすれば、私たちの営みは奇跡であり、であるからこそ一日一日を自戒してもいいのではないでしょうか。その方法として、先人は朝食前にお経をあげ、就寝前に日記をつけると聞きました。

名著『風と共に去りぬ』に「明日になって、もっと気持ちがおちついてから考えることにしよう」という有名なセリフがあります。大変な苦難に遭ったときに絞り出されるセリフで、毎日言っているわけではありません。しかし、こういう切り替え方を持っていることが大切なのです。

 

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(NPO法人ロータスプロジェクト会報誌(2016/7/1)より転載)

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