執事の雑感
よしなしごと
掲載日 2017年11月18日

先月10月は日蓮宗では「お会式月(おえしきづき)」とも言って、日蓮聖人のご命日である13日を中心に各御寺院で報恩法要が行われ、特に東京では大田区の池上本門寺、杉並区の堀之内妙法寺、豊島区の雑司ヶ谷法明寺で数万~数十万のお詣りで数日間も行われています。

僧侶の袈裟・衣は10月から冬衣に替わり、本堂の「祖師像」にも綿帽子をかぶせ始めますが、今年のお会式正当は暑くて、「まだ衣を替えなくてもいいくらいですね」「異常気象ですね」と話題の一つになっていました。それが一転、長雨が続き、一雨ごとに体にこたえるような寒さが続きました。

年に一度健康診断を受けています。結果は体重が増え、難聴が進み、血圧が高くなっていました。季節のように春夏秋冬とクルクルと廻り戻るのだったらいいのですが、「加齢」であって少々の努力では直りません。しかし致し方ない点もあります。お経の時には木鉦をならしますので、そのカンカンという音で次第に右耳の高音がダメになります。職業病ですね。ただ気になるのは、血圧は「ストレスが原因となることもあります」という医師からの注意でした。ずっと「ストレスが溜まる」なんていうのは僧侶にあるまじきこと、と思ってきましたが、このところ確かに外への発心が増え、バランスが崩れているようにも感じていました。内心に気を向け、調心に心懸けたいと思っています。

これから冬本番を迎えます。どうぞご自愛ください。

(『延寿』354号より転載)

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