執事の雑感
一年を振り返って
掲載日 2017年12月31日

政治・経済・社会・国際など、様々な分野において色々なことが起こりました。それぞれに何があったのかを既に忘却しつつあるのは、我ながら情けないことです。

しかし、大きな流れとして感じることは、「理不尽」「不正直」「格差」。「安心」「安全」「信用」という価値は大切にされず、一時流行った「自己責任」に一蹴されてしまうようです。

 

以下に2018/1/1付 発行の常圓寺『季報』88号「編集後記」を転載します。

(※お檀家さんのお宅には12/18に郵送しました)

 

私が中学校にあがる前後に、その当時住んでいたお寺では客殿と庫裡の建替がありました。以前の建物にはエアコンなどはありませんでしたが、新築のそれには当然のように当時流行っていたセントラルヒーティングが設備されました。大きな機械が屋外にあって、冷暖房を全ての部屋に供給する素晴らしいものだったのですが、節約家の両親にはとても使えないもののようでした。

私が今住んでいる寺は十数年前に下水道が整備されました。その前は合併浄化槽を使っていたので何の不自由もなく水道料金は増えるし、水道局は余計なことをしてくれるな、と思いましたが、近所の方々はやっと文化的な生活になると悦んでいました。しかしながらその後、自治体は住宅からの排水が減り河川の流量が減ったとかで、補助金を出してまで雨水の浸透桝設置を奨励するようになりました。

話が飛躍するようですが、明治以来の中央集権的な社会構造では不合理になってきたのではないでしょうか。今年(平成30年 2018年)は明治150年。幸いにも技術革新が驚くほどに進み、様々に分散したものをその時時の必要に応じて繋げた方が、合理的に出来るのではないかと感じています。
「ループさせてワークさせよう」とお寺の中で言い続けています。ご縁が大切です。

本年も皆さまの声に耳を傾けてまいります。ご愛読のほど、宜しくお願いいたします。

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