執事の雑感
少年に学ばざれば老後に知らず
掲載日 2016年9月21日

戸外で鳴く鳥や虫の声を聞くと、「うるさいなぁ」と思う時もあれば、負けずに大きな声を出したい時や、心に沁み入るようで聞き入ってしまい、思い出がふぁーと湧いてくることがあります。

小学生の時は、休みになるとよくお手伝いをしました。朝、納豆屋さんやお豆腐屋さんに、特にお豆腐屋さんにはお鍋を持参して行きました。お釣りを貰うとその内のいくらかはお駄賃になります。

昔はお正月やお盆の季節になると、床屋さんに髪を切りに行ったり、肌着や履物が新調されました。「新しい履物(下駄)は夕方におろすな」と言われたように思います。今、子供たちを見ていると、時期を問わずに新しく身を着飾ります。ファストファッションということなのでしょう。只、今も昔もお駄賃を貰えば何かを買いたいと走り出しますし、靴が新しくなれば履きたくなります。「夕方におろすな」とは、夜になれば真っ暗闇の時代の警句なのでしょう。しかし、仕方が無い時には竈の煤を下駄の裏につけたり(=汚す)したようです。

「悪事千里を走る」「千里の行(こう)も足下(そっか)に始まる」「他山の石 もって玉を攻(おさ)むべし」など、様々な言葉が耳朶に響き思い起こされて来ます。「少年に学ばざれば老後に知らず」ということなのでしょう。

(NPO法人ロータスプロジェクト発行のフリーペーパー『LO+』vol.7より転載)

 

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