執事の雑感
編集後記
掲載日 2016年9月16日

日本列島をおかしな台風が通り過ぎました。子供の頃から、台風というのは地図で言うと下から上に反時計回りに回転しながら進むものだと思っていましたが、今回は通常通りに一度日本に近づき、それが下にぐっと戻されてから、腰だめのようにかなり力を蓄えて再度襲来したようです。「異常気象」という言葉にも慣れていましたが、人生初の「異常台風」です。そして、多くの犠牲者・被害者をも生みました。合掌。

私は新宿で働き、八王子のそれも田舎に暮らすという生活を20年以上続けてきました。あえてどちらか一方で職住一体の暮らしを迫られれば、田舎を選びます。どうしてか?「気持ちがいいから」という感覚的なジャッジにすぎません。

東京のお盆は七月、地方は旧盆と言って8月が一般的ですが、最近は東京でも家族が集まりやすいということからか、8月にお経に伺うことが増えてきました。

非日常を「ハレ」、日常を「ケ」と言いますが、都会には日常に「ハレ」が横溢しています。気象ばかりでなく人間の生活も転倒してしまっているようです。だから、日常という安心「ケ」を大切にしたいと思う方が増えてきているのではないかな、と感じています。

(新宿常圓寺『季報』83号 より転載)

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