雑感
読書を通して見つめ直す
2016/10/02

例年になくよく雨が降る「お彼岸」が過ぎました。今年は「敬老の日」が19日の入りの日となりました。お中日は毎年「秋分の日」ですが土曜日・日曜日があり、秋の連休として「老人週間」と定めたとのことですが、さすがに耳触りが悪く感じるようで、ゴールデンウィークの向こうを張って「シルバーウィーク」と言うのだそうです。最近はお年寄りという言葉も禁句なようです。「年寄り」とは幕府の役職名であり、現代でも大相撲を引退した方の役職として残っている、伝統がありかつ敬意を込めた言葉なのですが嫌われます。高齢者の割合が増え、本来の意味とは異なりますが「年寄り扱いするな」ということなのでしょう。「分際」(この言葉も元は離れた目線で見た立ち位置と言うような意味なのですが)というものが無くなってしまいました。

 

私が今年に入ってから読んで印象に残った本は、ミッチェル著『風と共に去りぬ』、ドリス・カーンズ・グッドウィン著『フランクリン・ローズベルト』、尾崎士郎著『人生劇場 青春篇』などで、いずれも大部の作品ばかりですが、その時代背景がよく判り勉強になりました。毎日毎日『法華経』を修行の一つとして少しずつ読誦していますが、次は、その宗教観が織り込まれている『源氏物語』を読みたいと思っています。もう30年近く前の学生時代に一度読みましたが、キチンと僧侶になる前でしたから、今読めばまた違った感想を持てるかもしれません。

 

人生を繰り返すことは出来ませんが、読書を通して見つめ直すことは出来ます。「夜につづく朝である 朝につづく夜である」と、酒にまどろみながら過ごす連日連夜を表現しているようです。私も雨音にまどろみながら秋を楽しみたいと感じています。

及川一晋
著者 及川 一晋
 常圓寺 執事長
アメリカにある別院や国内の関係深い寺院との宗教活動と、埼玉の幼稚園を経営しています。八王子の里山墓苑やロータスプロジェクトなど、私はそれらの総合企画担当で、このブログを通じて徒然に活動を紹介しています。
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